引退まであと2話 by社長

【引退まであと3話の続き】

 

 

お助けカードを使い切った事で

 

全てはサイコロの出目次第となりました。

 

そんな私が投げる第4投は

 

 

 

 

私「ああ~1出してもた~」

 

っと言いながらも

 

(1やから近いやろうし…)

 

っと、落ち込んだ様子をムリヤリ撮影なんかしたりして

 

 

 

それで、目的地めくってみますと

 

 

 

 

 

 

 

私「…なんなん2.9kmって?」

相方「なにが?」

私「1やで?1マスやで?」

相方「そうせな設定できんかってんもん。」

私「…」

 

 

 

そうなんです。

ここにきて、出目の値と距離は

まったく関係のない設定になっていると気付くのです。

というか、相方がそんな事を細かく配慮して作るような

性格では無い事を忘れていた事に気付くのです。

 

 

私「そういやさっきgoogle mapで朝潮橋という恐ろしい文字が…」

相方「見たアカンやろぉぉ!!」

 

 

 

 

という訳で40分ほどかけてあべの橋駅到着

 

 

 

(家を出発した時刻は12時15分)

(最初の紙に制限時間8時間と記載があった)

(ここで確認しておこう!)

 

 

 

私「上るとは書いて無いけど、ハルカス上らなあかんねんやろ?」

相方「いちおう、予定では。」

私「制限時間まであと3時間ぐらいしかないけど大丈夫かな…」

相方「…あっ、上らんでも入ったらOKという事で!」

 

 

 

(やっぱり!)

(朝潮橋とか残ってる!)

 

 

 

そうは思いながらも

生粋のA型の私は

 

 

 

 

基本的にはルールに則ってクリアしたい性格をしている自分が少し嫌になる瞬間でした。

 

しかし、

ここまでの出目は 6 3 3 1 で合計13

(全部で21駅やから2以上出せばあと2回で終われるチャンスがある!)

 

 

そして、第5投目は

 

 

(チッ。…でもこれで15。)

(次に6引きゃゴールやし。)

 

 

 

 

(遠いな…)

(またカヌレがどうとか書いとるわ)

(まあ、でも次に6出せば一気に心斎橋のゴールに行ける)

(長堀橋➡心斎橋なんて数百mやし…)

(うんっ?!)

 

 

 

私「あれ?あと7マスない?」

相方「…そうですな。」

 

 

私「おかしい。だって15マスのはずやのに。」

相方「1、2、3、4…22駅ありますね。」

私「なんやねんあと1回でゴールの可能性あると思ったのに。」

相方「企画発表書き直さな…」

私「そこちゃう!」

 

 

 

そうなんです。

この人そうなんです。

昔、15階建ての11階に住んでるのに、最上階に住んでると勘違いしてて

退去寸前までの1年間ぐらい気付いてなかったことがあったんです。

 

 

…普通見ますよね?

毎日エレベーター乗るなら見えますよね?

自分の住んでるマンション何階建てかぐらい知ってますよね?

 

 

多分、いまも自分の住んでるマンションが何階建てか知らないと思います。

もし出会った際には「何階建てのマンション住んでるの?」と聞いて笑ってやって下さい。

 

 

そんなこんなで

夢と希望を失いつつも小一時間かけて長堀橋駅到着。

 

 

そして

ミッションのカヌレ屋さんは閉店準備中でした。

 

私「ほら。設定にむりあるからこんなんなんねんやん?」

相方「1とか2とか3しか出せへんから間に合えへんねんやん。」

私「なんや?ほな、別のカヌレ屋探したらええんやろうがぁぁぁ!」

 

 

っと言い合いを始めかけたその時

 

 

神のカヌレ屋店員「よかったらこれどうぞ。。」

 

みにくいアヒルの子A「えっ?…ええんですか(´;ω;`)ウッ…?」

神のカヌレ屋店員「美味しかったらまた食べにいらして下さい(´∀`*)」

みにくいアヒルの子B「あっ、ありがとう御座います(´;ω;`)ウッ…」

 

 

という訳で、店員の神対応により揉め事を回避した一行。

 

 

 

制限時間せまるなかの第6投は

 

 

 

はい。きっちり引きました。

 

 

 

私「なんでこんなとこに朝潮橋なんか設定するねん」

相方「しゃーないやん。順番に入れていったらこうなったんやもん。」

私「ゴール前に入れるところちゃうやろ?」

相方「そんなん言われても。」

私「片道6kmやぞ?往復12kmやぞ?分かってんのか??」

相方「…じゃあ、どうするん?やめる?」

私「…行くにきまってるやろが!」

私「こんな時間から10km以上歩かされると思わんかったわ?」

相方「私も思わんかったわ!!」

 

 

 

そして、

言い合いが無駄な事に気付いた一行は覚悟を決め歩き出したのであった。

 

 

 

道中、

①本スゴロクのシステムの不備を言い合う

②でも、スゴロクってそういうもんやもんな~っと言う

③黙る

④情緒不安定になる

①に戻る

 

 

 

を繰り返し

 

 

 

朝潮橋駅到着。

 

 

 

この時点で制限時間の8時間は過ぎていました。

 

 

私「流石に次、心斎橋付近でないとやめるかもしらん。」

相方「1の千鳥橋はヤバいで。それ以外は大丈夫。」

私「もう言うんや!場所言っちゃうんや!」

 

 

 

という訳で第7投

 

 

 

相方「四ツ橋や」

私「めくる前に言っちゃうんや!」

 

 

 

 

 

 

私「こわ~。千鳥橋こわ~。」

相方「帰れる~。これで帰れる~。」

 

 

 

そして、行き同様に①~④を繰り返し、

1時間ちょっとかけて四ツ橋駅到着。

 

 

 

そして最後の第8投目

 

 

 

私「3つ戻るとかないやんな?」

相方「あってもやらん。」

 

 

 

という訳でGOALです。

 

 

 

一応ミッションのアメリカ村ぶら~りをしながら心斎橋駅へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

そしてゴール心斎橋駅へ到着。

 

 

 

私「やったー!」

相方「やったー!」

私「もう足も腰も痛くて痛くて。」

相方「うんうん。」

私「お腹すいたー」

相方「私もすいたー」

私「飯行こー!」

相方「はい~。じゃあご飯チャレンジで~す。」

 

 

私は耳を疑った。

 

 

 

 

 

 

そして

私は目を疑った。

 

 

 

私「…アホなん?」

 

 

 

相方「こんな遅くなると思ってなかったから…」

私「いやそうじゃなくて、マクドって…」

相方「企画作ってる時はええと思ってんけど…」

私「食べたいものたべようや~。」

相方「そうしよ。」

私「2出したらええんやろ?」

相方「投げるのっ?!」

 

 

 

そうです。

私はルールに忠実な男です。

というか、決まった事を曲げるのは許せない性格なのです。

でなきゃ、とっくにやめていました。

 

 

 

私「遠目に投げるから写真撮ってみせてくれ。えいっ!」

 

 

数m先に落下したサイコロは…

 

 

 

 

 

 

 

という訳で、

制限時間はオーバーしたものの、

第一希望の焼肉をゲットできたので

終わり良ければ総て良し

という事になりましたとさ。

 

 

 

~ おわり ~

 

 

 

【あとがき】

最後の朝潮橋往復は

行きよりも疲れているはずの帰りの方が遥かに楽でした

 

何故だと思いますか?

 

ゴール(心斎橋)から離れていくのとゴールが近づいてくるのでは

心の持ちようが違うからです。

 

 

「そらそうやん」と思うそこのあなた!

 

 

本スゴロクをやってみて下さい

 

 

そして

9時間かけて35000歩を歩いてみて下さい

 

 

…二度と軽口叩けなくなりますさかいに。

 

 

 

~ ホントにおわり ~

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