製造

ばねの仕様

製作最大寸法

最大径 最大自由長 最大ピッチ
200mm 20,000mm以上 100mm

取り扱い材質

材質名 線径(φ)
SWC 0.6 ~ 12.0
SWP-A 0.6 ~ 10.0
SWP-B 0.6 ~ 8.0
SWOSC-B 4.0 ~ 14.0
SWOSC-V 0.6 ~ 12.0
SWI-180 4.0 ~ 14.0
SWI-200 4.0 ~ 14.0
SWI-200+V 8.0 ~ 14.0
SUS304WPB 0.6~13
SUS316WPA 0.6~12
SUS631-J1 WPC 0.6~8

製造

ばねの種類

圧縮コイルばね

圧縮コイルばね

コイル状のものを圧縮コイルばねといい、数多くあるばねの中でも、形状が簡単であり、量産性もよくコンパクトに設計きるため 最も多く用いられています。 初期状態ではコイルの間隔はあいていますが、圧縮方向に力を加えてゆき、コイル間隔が密着するまでが全ストロークになります。 材料径・コイル径・巻きピッチを変化させる事であらゆる使用環境に適応出来ます。 コイル形状は通常の円筒だけでなく、 主に密着高さを低減する目的で、円すい形・たる形・つづみ形のように、 コイル径を変化させたものもあります。

用途: エンジン内部の弁バネやベッドのコイルスプリング、よく見る所ではボールペンなど実に様々な分野で利用されています。 OA機器用、電子部品、自動車部品、電化製品、自転車部品、玩具、産業機器等 にも多様されています

引張コイルばね

引っ張りコイルばね

引張方向に力を加えると戻ろうとする方向に反発するばねを総称します。 引張り荷重を受ける用途に用いられ、スペースを小さくするために一般的には密着巻きにします。 荷重を受けるためのフックが両端部につき、引張って戻ろうとする力を利用します。その形状は用途に応じて様々に設計されます。フックの形状は取り付けられる相手部品に合わせて決定しますが、 小さなRで曲げ加工される場合などは応力集中による折損の危険があるため正確な設計能力、製造能力を必要とします。

用途: 自動車やフォークリフト、産業機械のブレーキ、テンション・スタンド、タンブル機構をはじめ、 用途がとても広いバネです

ねじりコイルばね

ねじりコイルばね

ねじりコイルばねは、トーションバネまたはキックバネとも言います。 円筒形に巻かれたばねを、コイル中心線に対してねじる方向に使用するばねです。 ばねに荷重が加わると、素線に曲げ応力を発生し回転方向に対しての荷重に利用するのに便利なばねです。 コイル部は一般的に密着巻ですが、ピッチがある物もあります。 一般的にコイル部からアーム(足)と呼ばれる線がコイル部を巻き込む方向に荷重が掛かります。 ねじりコイルばねを利用することにより、 設計上のスペースや工数を低減することが可能になります。 しかし、曲げ工程が多く、難易度が高いばねでもあります。 荷重を受けた際にコイル径が小さくなるため、案内棒を使う場合は、径の決め方に注意が必要になってきます。

用途:自動車用のステアリングチルト、リクライニング機構などの他、文房具、生活雑貨(せんたくばさみやクリップなど) の中で良く目にするバネです。 シーソータイプのスイッチや、斜め方向に押し込むようなボタンなどに多く利用されています。

リング

リング