スタッフブログ/三協だより
Staff Blog/Sankyo news
~やってみたかったこと、やってみました日記その5~『〇〇の展示会』
ご無沙汰しています、小林です。
実は私、バイオリンのレッスンを10ヶ月前から受けています。
でもまぁ、初心者の域を出れない程度の腕前で、毎回レッスンで同じようなダメ出しを受けています。
『モテたいんか!?』とか、『何を目指してんねん?』とかよく聞かれますが、ここでは何となく…としておきます。
楽器は持っていて、それでレッスンを受けているわけですが、実は楽器屋で試奏というものをしたことがありません。必要な弦や肩当てなんかの小物は物怖じせずに買うことができるんですが、【楽器を試し弾き】なると、どうも尻込みしてしまいます。それでも他の楽器はどんな感じなんだろうっていう興味は尽きません。
そこで見つけたのがコレ!
中央公会堂で弦楽器の展示会とな…日本の製作者とな…これだ!
楽器屋主催の展示会だと、弾きに来る人もみんな上手いだろうし
私ごときが入り込む余地などないってイメージがありました。
この展示会は即売じゃないということで、少しは物怖じせずに済むだろうか…。
それから、ゲストのバイオリニストによるミニコンサートもあります。
とにかく会場へGO!!
本日は晴天なり~ 中央公会堂前は土曜日で天気が良いのもあってか、絵画きさんが3人ほど居ました。
絵になる建物だし、重要文化財なだけあります。その建物で楽器の展示会って、情緒があっていいなぁ。
逸る気持ちを抑えつつ屋内の3Fへ向かったら…。
人多いわっ!しかも皆さん上手い!メンデルスゾーンやバッハの曲があっちからもこっちからも…。
弾こうか弾くまいかオロオロしてしまいました。他人から見たら明らかに挙動不審者です。
もう開き直って、目の前にあった楽器を手にとって、ドレミファソラシド…あれ?値札が付いてる
100万円でした。まぁ買おうと思ったら手が出ませんね。ここはもう弾かなきゃ損と思いはじめたころに
周りの演奏が急に止みました。コンサートが始まる前の雰囲気になると、バイオリニストが入場してきました。
実際に展示してある楽器を手に取り演奏を始めました。
馬渕清香という方です。バイオリン始めて間もない私ごときが言うのも何ですが、プロってすごいなぁ…。
音色は当然のこと、立ち振る舞いが優雅だなぁと感服していましたら、隣の会議室からスピーカー音が聴こえてきました。
隣の部屋は社交ダンスだったようです。間が悪いというか、素晴らしい演奏だっただけに少し残念です。
コンサートも終わり、再び試奏再開
写真は実際弾いた100万、105万、80万の楽器です。本当はもっと弾いたんですが
あまりに人が多く弾きたい楽器を早く弾いてしまわないと、順番待ちになってしまうなんてこともしばしば
このあとレッスンも控えていて、結構忙しく楽器を弾いて廻りました。
いくつも弾いてみて思ったのが、1つとして同じ楽器が存在しないということでした。
持って構えた感じが軽い、低音に芯があり迫力がある、高音が良い、持って弓を引いただけでスッと弾けた、などなど。
なるほどこれは試奏しなきゃいけないわけだ。
畑は違えど我々の仕事も物作り。これくらいの個体差があるかもしれないと思うと、
どの工程においても最高の仕事をしています!と自信を持って言える仕事をしなきゃな、と思います。
私の今の演奏レベルだとこのくらいしか語れませんが、機会があればレベルアップした姿をまた綴っていきたいと思います。